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納屋の奥から、時を超えてやってきたカゴ

  • kou884h
  • 8月11日
  • 読了時間: 2分


リボンを巻いても取手がボロボロ
リボンを巻いても取手がボロボロ

実家の築100年以上の納屋で、クモの巣にまみれたカゴを発掘しました。まるで「忘れられた民芸品展」からの出品かと思うほどの風格。洗ってみると、どうやらアケビの弦で編まれ、柿渋で渋~く仕上げられた逸品のようです。


「これは床の間に飾って、季節の花でも…」と一瞬思ったのですが、うちの猫がそれを見逃すはずもなく。どうせなら、いたずらされる前にこちらが先手を打とうと、バッグに転身させることにしました。


ところが、取っ手がかなり傷んでいたので、市販の竹製ハンドルに交換しようとしたら…これが予想外に頑丈!刃物でもなかなか歯が立たず、まるで「先祖の意地」が込められているかのよう。仕方なくリボンを巻いてみたものの、今ひとつな出来栄えに断念。


そこで、家にあった布を使ってカバーすることに。取っ手が外れないので、どうしたものかと悩んだ末、(裁縫が得意な方にとってはなんでも無いことですが・・・)縫い代を5ミリほど残して縫い、裏返すという力技に出ました。裏返す作業はちょっと面倒でしたが、なんとか形になりました。


このカゴ、デザインからして明治~大正あたりのものかもしれません。きっと我が家のご先祖様の誰かが使っていたのでしょう。着物にも洋服にも合いそうです。時を超えて、今また私の手元で活躍してくれるなんて…ありがたく、そしてちょっと誇らしく使わせていただきます。

#かご#かごの取手直し#骨董品#着物に合うバック

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なんとか出来上がりました
なんとか出来上がりました

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