浴衣ワンポイント
- kou884h
- 2016年7月26日
- 読了時間: 2分
今年も浴衣の季節がやってきました。最近は安い値段でもステキな浴衣が買うことができるようになり、以前よりも浴衣姿の人を見ることが多くなってような気がします。
私が浴衣を着るときに気をつけていることをお話しします。
浴衣の時は下駄を履くことがほとんどですが、慣れない下駄で足にマメができたり、潰れたりしてはせっかくの花火やお祭りも楽しむことができません。
まず出かける数日前に履いてみて鼻緒の加減を確認しましょう。足に当たって痛いようならばタオルやスプレー缶、ビンなどを鼻緒に挟んで少し伸ばしておきます。反対に鼻緒がゆるいようなら下駄屋さんに持っていって鼻緒を締めてもらいましょう。
絆創膏などを貼ってもすぐ取れてしまうので、念のため、足袋や足袋ソックスなどを用意しておけば安心ですね。
浴衣に限らず、着物の時は袖をドアノブや手すりに引っ掛けることがあります。もともとの日本家屋では引き戸がほとんどで、こんな心配もなかったのですが、障子や襖よりドアの方が多くなっているのでつい引っ掛けて身八つ口を破いてしまうことがありますので気を付けましょう。私も分かっているのですが慌てていると「ビリッ」とやってしまします。
帯の素材がウールなどのように柔らかくて崩れやすい素材のものは帯揚や帯締めを使って結ぶようにした方が崩れにくく安心です。
また文庫結びの蝶々が着てるうちに下に落ちてくる場合は小さく畳んだハンカチを結び目の下に挟むと下がりにくくなります。
浴衣の帯結びは背中の「おはしょり」が目立つので見苦しくないように整えておきます。
シワが寄るときは両脇にシワを寄せるようにするとスッキリします。
浴衣が着崩れた時やトイレに行った時は後のおはしょりを引っ張って衣紋を抜きます。
さらに身八つ口を引っ張り胸元を整えます。
階段の上りも裾が乱れやすいので、広がらないように右の太もものあたりをを軽く手で引き上げると裾を踏むこともありません。
着物だからと内股にしすぎるのは不自然なので、つま先をまっすぐ前か少し内股気味くらいでいいと思います。歩幅はあまり大股だと裾が乱れて見苦しいです。
帰りの電車で不覚にも足を広げて寝てしまうことだけは、くれぐれも注意しましょう。
⭐️次回は浴衣のお手入れの予定です。

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