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きものの虫干し

  • kou884h
  • 2015年10月14日
  • 読了時間: 2分

​今年は秋の長雨で湿度の多いじめじめした9月でしたが、 ようやく 湿度の低い秋晴れの天気が続くようになってきました。

天気の良いお休みの日は 着物の虫干しをすることにしています。

虫干しといってもそんな大袈裟なことではなく、部屋の中に着物や帯を吊るして干すだけです。

比較的スペースのある6畳間に物干し竿を渡して、着物ハンガーに掛けて1日か2日干します。

シミや黄ばみ、カビ、ホツレなどをチェックし、気になるものは悉皆屋(しっかいや)という着物のお手入れ業者に出すようにしています。

普段よく着るものは目が届いているのですが、留袖、振袖、訪問着といった着る機会が少ないものは1年に2回くらいは虫干しした方が良いと思います。

高価な刺繍や絞りがあったりするので、シミなどを落とすのも高額になるし、久しぶりに着ようと思うとカビやシミが目立って慌てた、ということもよく聞く話です。

留袖、喪服は黒いので特にカビが目立つ。白っぽい着物や帯はシミや黄ばみが目立つ。

大切なお気に入りの着物があまり着てないのにシミだらけだとがっかり。やる気なくなる。

そうならないためにも虫干しは大事なのです。

1回に干すのは細かく見れるように2〜3枚にして、気候の良い時に1年に何回かに分けて、干すことにしています。

そんなことしてる時間は無い!という人は真空パックというのがあります。

これは振袖などを手入れをしてから真空パックにして保存するというもので、シミやカビの心配も無いので、次に着る時まできれいだそうです。(私はやったことが無いのですが)

虫干しした着物をしまうのは桐のタンスが定番ですが、プラスチックの衣装ケースでも大丈夫です。タンスの素材よりも湿気の無い場所に置くかどうかの方が重要だと感じてます。我が家の場合、1階にある桐のタンスより、2階のプラスチックの衣装ケースの方が着物の保存状態は良好です。

これから、冬に向かい太平洋側は乾燥した日が多くなります。せっせと虫干しいたしましょう!

                           💛次回は帯揚げの話の予定です。

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